2012年4月4日水曜日

入門コース


入門コースとは、聖書勉強のまさに入門編で、
イエスさまとはどんな人か? どうすれば天国にいけるのか?
罪が赦されるとはどういうことか?
などについて、毎週一対一で分かりやすく学ぶ聖書勉強の入り口です。

神さまと信じる前に大切なことは、神さまを知ることです。

ですから、まずは聖書に何が書いてあるのか、
イエスさまとはどんな人なのか、
信じるとはどういうことなのかについて、
一緒に子どもたちとディスカッションしながら考えていきます。

そして、その中で明確な救いに導き、
J-VIC礼拝に定着するよう助けるのがこのコースの目的です。

〈どのようにして入門コースを始めるか〉

エリアやサークル活動の中で語られる
福音提示(=ショートメッセージ)に関心を持ち続け、
イエスさまのことを更に知ってみたいと言った子どもたちを入門コースに誘います。
入門コースは入門コースの導き方について学んでいる
Baptizingスタッフが担当します。

毎週1回、スタッフが子どもと一対一で曜日と時間を決め学びをします。
同じ年齢で仲の良い子であれば2、3人のグループで学びをする時もあります。
場所は教会の一室や公園、スタッフの自宅などどこででもすることができ、
ディスカッションの時間にもよりますが、学び自体は20分くらいで終わります。
長い時間をかけたくさんのことを学ぶというよりは、
一つの福音を理解し、生活と結びつけて考えられるように導きます。


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入門コースにはテキストがあり、ラブリのオリジナルです。
『イエスさまってどなた?』シリーズ全7課と
『天国に入るにはどうしたらいいの?』シリーズ全7課。
『イエスさまってどなた?』のテキストでは、
これから学ぶ聖書の神さまとはどんな方について理解を深め、
次の『天国に入るにはどうしたらいいの?』の中で、
天国と地獄、罪と救い、信じることの中身について学び、信仰告白へと導きます。

このテキストは帰納的に作られていて、
スタッフが質問し、子どもたちが答え…と
やり取りをしながら福音を伝えていくものです。
スタッフが一方的に教えるのではなく、
子どもたちが自分たちで真理を発見しては驚き、感動するのですから、
学び=難しいという印象はありません。
むしろ聖書勉強=楽しい、面白いという印象を持っているようです。

子どもたちは純粋で、御言葉をそのまま受け入れていきます。
その素直さにスタッフたちの方が驚いているようです。
ただし、入門コースが一通り終わっても明確に救われていない場合は
もう一度最初から繰り返して学びます。
福音は何度繰り返して学んでも素晴らしいものです。


あなたは何気分ですか?

入門コースは、未信者の子どもたちを救いに導くだけではなく、
クリスチャンホームの子どもたちを明確な救いに導くための学びでもあります。
小さな頃から休まず教会に来続け、聖書の物語をたくさん知っていても、
救われているとは限らないのです。
人格者であるイエスさまと出会い、
自分の罪に悲しみを持ち、十字架がまさに自分の為であったと
喜びと感謝をもって受け取れるように助けます。
親から受け継いだ信仰から、その子どもが一対一で神さまと出会い、
自分の信仰告白としてイエスさまを信じ、
信仰の確信へ導くことはとても大切なことなのです。
時を見て、クリスチャンホームの子どもたちを入門コースに誘うとよいでしょう。
これまで知識として覚えてきた真理が、
いのちとなってその子どもたちのものになっていくのを見ることができます。

明確な信仰告白に導かれた
クリスチャンホームの子どもたちの変化は親にも教会にも明らかになり、
ハッキリと信仰を持つことの違いと恵みを教えてくれることになります。


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〈入門コースを導くための備え〉

ロールプレイ――スタッフたちがスタッフ会の中で、
先生と生徒役になって、ひらすらロールプレイを行います。
その後、お互いにクリティックをします。
「ちょっと、真面目すぎる」「こういう風に質問すると良い」
「この点はすごく良かった」など意見を出し合い、
お互いのいい面を参考にしつつ、工夫すべき所は更に工夫して、
何度も何度もロールプレイを続けるのです。
最初は緊張して余裕がありませんが、これを繰り返せば繰り返すほど、
導く感覚、やり取りの感覚が身についてくるのです。

視聴覚教材の作成――その課にあわせて視聴覚教材を準備します。
視聴覚は子どもたちの集中力を高めますし、福音を理解する助けにもなります。
使えそうな視聴覚教材を教会学校で購入してもよいでしょうし、
絵を描くのが上手な人、物を作るのが上手なスタッフに作成してもらい、
それを皆で共有して用いるのもよいでしょう。


〈入門コースを導く際に大切なこと〉

学びを導く際に、大切にしていることは、
子どもたちの現状を良く知り、彼らと信頼関係を築くことです。
子どもたちも人格がある尊い存在です。
学びを導く側は「救われて欲しい」「聖書を教えたい」という思いが強くあるため、
子どもたちの心に耳を傾ける余裕をなくしたり、
とにかく信じて欲しいという思いが先行して、
子どもたちの心を無視しやすいのです。
しかし、医者が患者の状態を聞かずして治療や処方ができないように、
目の前にいる子どもの状態を無視して、聖書を教えることはできません。

ですから、子どもたちが今何を考え、何を悩み、何が嬉しいのか。
学校のこと、家庭環境、友だち関係など、
彼らの心を知り、彼らを愛して仕えることを探すことが大切です。
イエスさまが私たちのことを知ってくださり、自分から近づき、
具体的に助けてくださったように、
私たちも、子どもたちを知り、子どもたちの心に触れ、
信頼関係を築いていく時に、子どもたちの心は開かれ、
信頼しているスタッフから語られる福音により耳を傾けるようになるのです。
信頼関係を築く為に、一緒に遊んだり、話を聞いたり、
勉強を助けたり、電話をしたりと
神さまにどのように関わったら良いかを聞きながら、
示されたことを実行していきます。


また、入門コースを導く際に最も大切なことは〈祈り〉です。
伝道は聖霊さまの業です。人間の力や導く技術によりません。
真理を悟らせてくださるのは聖霊さまなのですから、
子どもたちが聖書を理解できるように、
同意できるように、学びが楽しみになるように、
学んだことが1週間の中で思い出されるように、悪しき霊から守られるように、
また、未信者の家庭から送られて来ている子であるなら、
その家族にも神さまが働いてくださるよう祈らなければなりません。
子どもたちと会って学びをしている30分よりも、
子どもたちと会っていない1週間の中で
どれだけ彼らの為に祈っているかこそ大切なことです。
祈りは場所を超えて働きます。
また、神さまは真実な方ですから、私たちの祈りを聞き、
子どもたちを守り、導いてくださるのです。

入門コース後は、〈基礎コース〉へ進みます。



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