彼の祖父が死んだときに友人のために何をすべきか
心霊にまつわるちょっといい話。 : 不思議.net
1:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 03:54:20.33 ID:xsXEp0Sv0
これは母から聞いた話なんですが
結婚前勤めていた会計事務所で、母は窓に面した机で仕事していました。
目の前を毎朝御近所のおじいさんが通り、お互い挨拶をかわしていました。
ある日は果物や家でとれた野菜など差し入れてくれる日もあったとか。
母はそのおじいさんと仲良しだったみたいです。
おじいさんが来るとき、さくさくと雪を踏む音が聞こえてくるので
いつも窓を開けて挨拶していたそうです。
でもある日おじいさんは顔を出しませんでした。
家族の人に聞くと、「山に行ったっきり帰ってこない」と。
捜索願いも出され、母も事務所の人たちもとても心配していたそうです。
二日後の朝、いつものようにさくさくと音がするので
おじいさんが戻って来たんだと思い母は窓を開けて顔を出しました。
事務所の人たちも窓のところに寄ってきました。
でも誰もいない。足音は目の前で止まりました。
空耳かなと思って窓を閉めようとした時、また足音がして
それはだんだん遠ざかって行ったそうです。
そのあと、電話がなりました。
おじいさんの家族から「ついさっき、谷底で死んでいるのが見つかった」と。
最後に会いに来てくれたんだねってみんなで話したのよ、と言っていました。
なんだか聞いててちょっと切なくなりました。
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2:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 03:54:54.55 ID:xsXEp0Sv0
私が学校でのいじめで苦しんでいた頃、
親にもひどいこと言われて孤独だった。
精神的にボロボロになって死を本気で考えるようになっていた時、
不思議な夢を見た。
視界が真っ白で誰か二人の声だけ「がんばれ、がんばれ」って・・・
何となく死んだ祖父と生まれる前に亡くなった(と聞いている)
私の姉だと思った。
見守っていてくれる人(?)がいる・・・
例え夢であっても私には救いとなった。
今私は生きている、引きこもりだけど・・・。
これで立ち直ったって話ならカッコいいんだけど・・・
恥ずかしいので下げさせて・・・。
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3:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 03:55:53.22 ID:xsXEp0Sv0
うちの両親が体験した話。
もう20年も前の夏のことです。私達兄弟が夏休みを利用して
祖父母の家に泊まりに行っていた夜、当時とても
かわいがっていた猫がいつまでたっても帰ってこない。
そのうち帰ってくるだろうと床についたのですが、深夜になって
気配を感じた母が目を覚ましてみると
猫がひょっこり戻ってきて枕もとにちょこんと座っていた
そうです。
「一緒に寝るかい?」と言うと「ニャ~」と一声。そして
またどこかに行ってしまったそうです。
その夜から完全に姿を消してしまったのですが、
夏も終わる頃、物置のわきに積まれた木の切れ端の山の
ぽっかりあいた所に死んで見つかりました。
最後にお別れにきたんだなあ・・・と今でも
その猫のことは語り草になってます。
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591:本当にあった怖い名無し:2011/07/31(日) 07:56:56.02 ID:GKtegf3y0
これは私が知人から聞いた話です。
彼がある老人ホームを慰問したとき、そのホームに痴呆症(といわ
れている)の女性が入所していました。そのおばあちゃんは消灯後
みんなが寝静まってから、ぶつぶつ独り言を言うので周囲から嫌
がられ、度々注意を受けていたようです。
たまたま知人は、そのおばあちゃんの目がキラキラしているので、
ふと彼女の話しを聞いてみたくなりました。
すると、痴呆症と思われていた人が、すらすらを話しを始めました。
なんでも、彼女はご主人と死に別れてその施設に入所されたそうで
す。それからというもの、夜な夜な亡くなったご主人がそのホーム
を訪れ、話しをしに来てくれるようになったそうです。
しかも、そのご主人は亡くなってからというもの、なんと、海外旅
行を楽しむようになり、その旅行の話しを聞かせにホームに現れる
とのことでした。
ヨーロッパへいったり、アメリカへ行ったりそのつどその旅行がど
んなに素晴らしかったかを報告されるそうです。
しかも、生前と何ら変わらぬご主人が……
でも、他の誰にも姿も見えなければ声が聞こえるわけではありませ
ん。「こんなこと、誰にも話せませんよねえ。」とおだやかに苦笑さ
れたそうです。
私の知人は、この彼女の「話し」を疑うことができなかったそうです。
さて、私はこの知人の「話し」を疑うことは簡単です。
でも、たとえ知人の「夢」だとしてもおばあちゃんの「夢」だとしても
私は事実であると信じます。それが人と人との縁(えにし)にたいす
る私の「夢」だからです。
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5:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 04:00:14.63 ID:xsXEp0Sv0
疎遠になっているおじいちゃん・おばあちゃんがいたら、
大切にしてあげてね。私はもう4人共いないんだー・・・
霊体験とは言えないかも知れないけど、横断歩道を渡ってる時、
後ろから「おいっ」と呼ばれたから立ち止まって後ろを振り向いた
瞬間、信号無視の車が私の目の前スレスレを通って行った事があります。
でも、後ろにはだーれもいなかったんですよね。
じいちゃんか誰かが助けてくれたのかな?
車の運転手の方は「きゃーっ!」と悲鳴を上げて止まりました。
完全によそ見してたみたいです。
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8:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 11:05:19.06 ID:gm4e77Hd0
うちの犬も死ぬ日を選びました
ある日、後ろ半身がマヒして歩けなくなり、下の世話(排尿とか)も
うちの両親がカテーテルしていたため、いつも誰かが家にいなくてはなりませんでした
ところが、どうしても家族全員で出かけなくてはならなくなりました
ほかならぬ私の結婚式が控えていたからです
その式の4日前、犬は息を引き取りました
何かと忙しくなる直前のことでした
でも、本当は乳母車に乗せてでも連れて行きたかった・・・
マギー、もうすぐおまえがいなくなって1年たつね。
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11:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 07:33:56.08 ID:/Wlm8+530
僕が中1になった春に、大好きだったお爺ちゃんが肺癌で亡くなりました。
62でした。僕は孫の中では一番年上だったので、一番お爺ちゃんに可愛が
られていました。今でもすごく守ってもらっています。
さて、お爺ちゃんの七回忌も終わった初夏、お爺ちゃんが建てた家を、その
息子である伯父さんが建て直すことになりました。いよいよ明日は解体業者が
入るという晩のことでした。仏壇の前に寝ていたお婆ちゃんは、外に気配を
感じました。が、「あ~お爺ちゃんが来てるなぁ」と思って、安心して
寝てしまったらしいです。そして早朝。雨戸を開けてみると、その仏壇から
真っ正面に当たる部分の縁側が、じっとりと濡れていたのです。人の背丈
くらいの長さで、じっとりと。あまりそういうことを信じない伯父は、
「犬でも入り込んでシッコしてったんだよ」と言いましたが、なんの匂いも
ない。何にもまして不思議だったのは、その濡れっぷりでした。太い材木を
組み合わせて作っている縁側の、その太い材木の中心近くまで、水分が浸透
していたのです。お爺ちゃんが家にお別れを言いに来たんだと思いました。
お爺ちゃんはよくその縁側に座って、将棋を打っていましたから。
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12:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 08:37:02.66 ID:WTcAT/bt0
ご長寿で亡くなった曾ばあちゃんの御葬式の時、長生きしたよとか言って和んでしまって
親戚皆で普通ならそんなことしたら良くないんだけど祭壇って言うの?棺の前でなかなか
集まる事も無いし記念撮影してしまいました。その後現像したら虫眼鏡で見ないと
わからなかったくらい白い玉の発光体の中に葬儀に使った曾ばあちゃんの写真の顔と同じ顔が
親戚一同と一緒に写っていました。
歳をとっても病院では看護婦サンや一緒に入院中の人達にも可愛がられた人なのでいたずらしに
来たのかなと皆で笑ってしまいました。今もありますよ
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13:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 09:28:52.01 ID:hf3V7cRV0
二泊三日の中学生の修学旅行。新幹線で母の実家のそばを通った。
暫くして遠くに小高い山が見えて、そこに母の実家のお墓があり
小さい頃、祖父が亡くなったとき一度お参りした事を思い出して
なんとなく新幹線の中からこっそり手を合わせた。
修学旅行から帰ったら母が言った。
「夢であんたのおじいちゃんが出てきて言うのよ。あの子もでっかい
やんちゃなやつになったなーって。でも、いい子だ。手ぇ合わせて
いったって。うれしそうに言ってんのよ」
おじいちゃん、見てたんか…?
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110:本当にあった怖い名無し:2011/05/18(水) 18:21:43.94 ID:tixVk/kX0
大好きだった祖母の新盆。墓参りにいったら、墓石にきれいな白い蝶が
とまっていた。私達家族が帰る時に車のところまでひらひらと飛んで
付いてきた。私達が車に乗り込むと、またお墓の方に戻って行った。
その年の暮れ、もう雪も降ろうかという頃、私は仕事で悩んでいて、
夜の8時に10階の社員食堂で夕飯の後、ぼんやり外を見下ろしていた。
その時、大きなはめ込み窓の外に蝶が飛んで来た。そして、風であおられ
ながらも、私の顔の前辺りを離れまいとするかのように飛んでいた。
こんな季節に蝶がいるのか。蝶はこんな高い所まで飛べるものなのか。
不思議だった。その蝶は暫くしてゆっくり風にあおられるように窓から
離れていった。お墓にいたのと同じようなきれいな白い蝶だった。
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535:並野 人史(ナミノ ヒトシ) ◆JwKmRx0RHU :2011/07/28(木) 13:56:36.87 ID:TGkvJxwt0
ちょっと短い話を一つ…。
ウチの伯父がある霊能者さんに悩み相談に行ったそうです。
霊能者さんは何も聞かず「あなたの事を心配して付いて来てる人がいますね。」と言ったそうです。
で、霊能者さんはその霊を自分自身に降ろし話始めたそうです。
色々とズバズバ当てられるので伯父も恐くなり「誰ですか?」と霊能者さんに聞くと
伯父の聞きなれた口調で「何言ってんだい!かぁちゃんじゃないか!」と怒られ、
思わず「あ、ごめん。かぁちゃん」と、霊能者さんに謝ってしまったそうです。
今でも伯父は「ありゃ、かぁちゃんその物だったよ。」と笑って話ます。
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604: ◆JwKmRx0RHU :2011/08/02(火) 08:39:05.36 ID:hmPNthlH0
こないだ、すごい熱を出し、一人暮しゆえに飲み物もなく、
心細さと苦しさと渇きにもだえながら寝ていたら、
夢の中で死んだ母がお見舞いに来てくれた。
布団かけたり、飲み物くれたり、手を握ったり・・・
私は「ああ、しまったキッチンのタバコ隠さなきゃ・・・つか、もう今日
吸ってること告白しちゃおうかな・・怒られるよな・・」なんて思ったりしてた。
(母が死んだのはまだ私が未成年の頃で、もし今生きてたら
女がタバコなんて、絶対許さないから・・・ごめんなさい、お母さん・・・
ほんとに・・・)
目が醒めたら、薬も飲んでないのに、かなり楽になってたので
飲み物と薬を買いにいけた。
すっごく、嬉しかったんだよお・・・ただの夢かもしれないけどさ・・・
手のぬくもりとか感じたんだよう・・・
ありがとう。お母さん。
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6:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 10:14:28.65 ID:aqMXNhjZ0
それに良く似た体験しました。
二人目の子を死産してしまったんですが、その後しばらくしておなかに
赤ちゃんを授かったとき、流産しかけて寝込んでいた夜明けのこと。
つわりで眠れずにいたのですが、隣で眠っていた3歳の息子がいきなり
「だいじょうぶだよ。○○ちゃん(死産した子の名前)が守ってあげるよ」
と、目をパッチリ開けて言うのです。やけにつじつまの合う夢を見てるなと
びっくりしました。死んだ子が今度の赤ちゃんを守ってくれる、と理解しました。
すると息子はさらに続けて「(今度も)妹だよ。」という。
てっきり男の子だと自分で思い込んでいたので、まさか~と思いました。
やがて元気な子が生まれました。息子の予言どおり妹でした。
しかも・・・死産した子と同じ誕生日。(予定より早め)
現実主義の私でも、あの子が守ってくれてると信じないわけにはいかなかった。
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7:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 10:20:31.00 ID:QOKyebNA0
私が高校3年生だった冬の夜。
受験勉強のため2階の自室で夜更かしをしていた。
当時中2の弟は甘ったれグレの真っ最中で、ツレを集め隣室で酒盛り。
うちの両親はかなり放任な方で、私も同じようなグレ過程を経て更生して
いたので、弟の気が済むまでは好きにさせておこうという感じだった。
姉弟仲も良く、ヤンキー仲間も私になついていたため、勉強する私に
配慮して隣室は静かで、地味に飲んでいたらしい。
夜半をすぎた頃、突然隣室でものすごい悲鳴が上がり、続いて私の部屋に
ガキ共が転がり込んできた。あうあうとまともに話せないヤツらから何とか
事情を聞くと、空気がこもったので換気しようと窓のカーテンを開けたら、
ガラス窓に女がべったり張り付いて中を覗いていた、とのこと。腰の高さから
上に突いている窓のカーテンを、座ったまますそを引っ張って開けたので、
そこにいた全員が女を見たらしい。
悲鳴を聞いて駆け上がってきた両親と、弟の部屋を見に行ったが異常はない。
それもそのはずで、その窓は1階まですとーんと何もない壁に付いている
ものだった。それでもおびえて部屋に戻りたがらない弟と、帰るにも怖くて
外に出たくないと言う仲間達を私の部屋で過ごさせることに。
だがしかし。落ち着きかけたガキ共が、「覗いてた女はねぇちゃんに似ていた」
と口々に言い、私が脅かしたんだろうと責め始めた。
おまえらが逃げてきたとき私はここにいただろ、第一どうやってあの壁を上るん
だよ、と私も怒り始めたところで母が、お姉ちゃんに似てるならそれはあんたらの
姉妹だ。実はあんたらの間にひとり女の子を死産している。仲間に入りたくて
覗いたんだろう、だったら別に怖がることはない。と告げた。
姉妹がいたなんて全然知らなかった私と弟が驚いて父を見ると父も、死産の話は
本当だ、と頷いた。
その日はそれで終わったんだけど、弟はしばらく考え込んでいる日が続き、
やがて更生した。成人してからそのことが話題になったら「生まれただけでも
すごいことなんだと思った」そうだ。今では涙目でおびえるヤンキー小僧5人を
時々思い出して笑い話にしているが、妹なら私も見てみたかった。
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9:本当にあった怖い名無し:2011/05/10(火) 19:17:20.38 ID:mOv0SEwBO
もひとついい?
私の友達ほんとに見える子(エピソードは"京都の・で書いたよ)
は、背後霊も見えるんだって。みんなに大抵いるらしんだけど、
彼氏の弟のをみたとき、「白と茶色のぶちのかわいいい犬が
みまもってるよ」って言ったんだって。みたとうり。
そしたら弟、ポロポロ泣きながら、「○だー」って。
かわいがってた死んだ犬らしい。実際彼女が付き合う
スッごく前に死んでるし、知らない話だったんだけど。
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10:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 06:50:50.14 ID:WTcAT/bt0
大学受験の直前、デキの悪かった俺は2年生のときの担任に
古文の小テストを毎日添削してもらっていた。
ある日、いつものように職員室へ行くと
「オレもいそがしくなっちゃって、悪いけど今度テキスト本
渡すから、しばらくそれでガンバッテくれ!」と言われた。
つぎの日、昼休みが終わり、教室に戻ると、机の上に古文のテキストがあった。
すぐに誰が置いていったのか解ったけど・・・
その日の11時ごろ、その先生は倒れて病院へ運ばれていたと知らされた。
その夜の先生の通夜の場で・・・。
試験当日、古文の長文読解にはそのテキストからの出題があった。
おれは偏差値で5足りなかった大学に合格した。
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11:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 07:33:56.08 ID:/Wlm8+530
学生の頃
俺が2000円貸してたツレが久しぶりに家に来た。
そいつは一晩泊まっていって、帰り際に「あの金、近々返すから・・」
といって出ていき、その3日後バイクの事故で死んだ。
しばらくして、久しぶりにソイツの家の近くに行ったとき、
生前よく一緒に行ったパチンコ屋へ入った。
ところが、俺の座った台は壊れていて、チャッカーに入ってもないのに
ジャンジャン玉が出た。
てきとーなところで、隣のひとに「この台壊れてるからやってみなよ」
と言って俺は景品交換へ行き、帰り際にもう一度さっきの台を見たが、
「ぜんぜんシブイよ、これ。壊れてないよ!」と言われた。
「あっ、金返してくれたんだ・・・」俺はひとり泣いた。
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12:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 08:37:02.66 ID:WTcAT/bt0
思い出したので、書きます。
婚約した二人が海に遊びに行った。男の人の家業が破綻して男の人は
婚約を解消しようと心の中で思っていた。婚約者は男の人の母親が
病気で亡くなる前に指輪を貰っており、それを婚約指輪として受け取っ
ていた。
いつ、婚約解消を切り出そうかと思いながら夜の浜辺を歩いていた
男の人に、女の人が叫んだ「指輪がない!!」
男の人は思った。見つからなったら婚約は解消しよう。
死んだ母がそうしろと言っているように思った。
女の人は男の人の思いも知らないまま大事な指輪を無くしたショックで
泣きながら指輪を探した。男の人は見つからない方が彼女の為になる
気がしていいかげんに探した。
月明かりの中、きれいな貝殻が落ちていた。仏壇の母親の位牌の前に
供えようと拾ったその貝殻の下に、指輪はあった。
二人は結婚、めでたし、めでたし。
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人々が季節です。 14:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 15:02:06.97 ID:4DsCeFoO0
昔、池田貴族のHPに書いたけどここにも書きます。
母は、5歳の時に母親を亡くしました。若くして母を生んだ
私の祖母は24歳になったばかりでした。
その時から、母の夢に祖母が現れるようになったそうです。
それも、母が具合を悪くした時にだけ現れて具合の悪い所を
撫でてくれるそうです。
(一度、肩が痛いときに脇腹を撫でるので不思議に思った
そうです。次の日、整体に行ったら、悪いのは脇腹。それを
かばって手を動かすのに無理をするから肩が痛くなってると
言われてびっくりした事があるそうです)
母は結婚して、私を生み、孫もできました。
いまでも、どこか具合が悪くなると夢に祖母が現れるそうです。
年を取らないまま、自分の娘ほどの年齢の母親が現れるそうです。
単に夢の話ですね…。sageとこう…。
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15:本当にあった怖い名無し:2011/05/12(木) 17:15:23.03 ID:zIA0670gO
実際自分が体験した話ですが、去年、祖父が亡くなりました。
僕は祖父にはよくかわいがってもらいましたが、何の恩返しもできないまま逝ってしまいました。
不思議な体験というのはその祖父の葬儀のとき起こりました。火葬場で「拾骨」というのでしょうか?
遺骨を親族で集めますよね。その時に急に肩が重くなりました。しかし、肩こりとかの痛いとかそういうのではなくて、
ただ単に重いというのがそのときの印象でした。ちょうど人一人おぶさっているようなそんな感触でした。
その肩の重みは葬儀の最中続き、お坊さんのお経の最後の「引導」が終わった後になくなりました。
そのときはなんだったんだろ~?ぐらいにしか思いませんでした。
それから、葬儀が終わり、皆で祖父のことを話しているときに、あることを思い出しました。
それは、僕がまだ小さかった頃のことです。祖父のに遊びに行ったとき、僕はよく祖父におんぶしてもらってました。
そんなある日ポツリと祖父が言うのです。
「重くなったなあ、これじゃあもうおじいさんおんぶできなくなっちゃうなあ、今度はおんぶしてもらわないとなあ。」
と、僕もそのときは、
「じゃあ大きくなったらおんぶしてあげるよ。」とこたえました。
結局、その約束は祖父が生きているうちは果たされることがありませんでした。
今ではその葬儀での出来事というのは、その約束のことだったんだなと思っています。
ちょっとした恩返しができたと思いました。ありがとう!!お祖父さん
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16:本当にあった怖い名無し:2011/05/13(金) 21:07:34.53 ID:jaUXa0fG0
私の友達からきいたちょっとカワイイ話し。
太宰府天満宮のお守りを買ってちょうど一年たってお守りの効力がきれる日に
机にむかっていたとき、お守りからふわっと煙がでたような気がして
お守りのほうを見たそうです。
そしたらお守りからちいさい足袋をはいた足が出てきて2、3歩あるいてきえたそうです。
うららかな春の日だったと言ってました。
私の中学時代の友達で、一番仲がよかったので霊感が少しあることを教えてくれました。
ほかの人には引かれると思って言わなかったみたいです。
ほかにもおばあちゃんの霊がついてくれているとも言ってました。
そういうのは見えていてもこわくなくてあとから気づいてびっくりすると言ってました。
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17:本当にあった怖い名無し:2011/05/13(金) 21:31:08.17 ID:1QbPeVCT0
去年の六月頃なんだけど、死んだ母ちゃんが夢にでてきて、墓がどーたらいっている。
なんか胸騒ぎして、帰省しようと思いつつ、仕事が忙しかったんで帰るのをサボッてたら、寺から電話がかかってきた。
集中豪雨で、斜面にあるおれんちの墓が崩れかけている、って。
慌てて見に帰ったら、ホントに崩れる寸前で補強工事してもらうことになったんだけど、見積もりだしてもらったら、おれにはとても払えない大金。
が。ちょうど満期になった保険があったことを思いだして、調べたら、ぴったりの金額だった。
結局、払戻金で払ったが、それは元々は親が払った保険だった。
母ちゃん、もしやコレみこして払ってたんではなかろうか。確かにおりは甲斐性のない息子だが。
なんともいえない気分でした。
おれの伯父さん(故人)も昔、「死んだ親父が夢にでてきて、『義一(伯父の名前)、おんどりゃあ家が流されるちゅうのに、なんしとんじゃ』と怒られて、もしやと墓をみにいったら、増水で敷地が削られて墓石が倒れ
ていた」と話してたけど。
いやはや自分にも、こういうことが起きるとは思わなかった。
ご先祖様は大切に・・・・
◆目次に戻る◆
18:本当にあった怖い名無し:2011/05/13(金) 22:48:39.92 ID:WNqL+DdmO
うちの母の話ですが、小さい頃、戦争の被害を免れる為、家族で田舎の親戚のいえに
に疎開したのですが、祖母が小さな子供を7人連れて、初めて降り立った田舎の駅についたのはもう夜もふけていて
田舎なので明かりもなく、真っ暗だったそうです。親戚からは駅からまっすぐ歩けば
家に着くと聞いていたそうなので、とりあえず歩き始めたのですが、行けども行けども
それらしき家は見当たらない。おまけに道が二股に分かれていて、どちらにいったらいいか
わからず、子供達は言うことを聞かなくなるし、疲れた祖母は途方にくれ、道端に座り込んでしまったそうです
その当時、祖父はもう亡くなっていたのですが、祖母は心の中で一生懸命「お父さん、私と子供達を
どうか助けてください」と祈り続けたのです。小1時間位たった頃でしょうか、
二股に分かれた道の一本が、まるでライトで照らされたかのようにパァッと明るく
照らされたのだそうです。祖母は迷うことなくそちらの道を進み始め、その光は
親戚の家に着くまで祖母たちの一歩前を照らし続け、案内してくれたのだそうです。
母はあまりそのことを覚えてないそうなのですが、後々祖母から
「あの時はお父さんが助けてくれたのよ」と聞かされたそうです。
おじいちゃん、お母さんを助けてくれてありがとね。
◆目次に戻る◆
19:本当にあった怖い名無し:2011/05/13(金) 23:25:23.01 ID:fME3YPavO
いい話ばかりでホロリとさせられました。
心霊ネタではないんですが私の体験をお聞き頂ければ幸いです。
高校の頃からの友人が不慮の事故でこの世を去りました。
突然の事でご家族もショックを受けておられて、
私も他の友人達も、死後一月近く経って訃報を聞くこととなりました。
共通の友人達と都合を合わせて弔問に伺うようにしたため、
訃報を知ってから友人の家を訪れるまでに2週間ほど時間があったのですが、
その間全く友人が夢に現れることはありませんでした。
訃報を受けるまでの間も特に彼女が夢に現れることもなかったので、
「せめて夢にくらい出ておいでよ・・・」と思ってました。
しかし、実際に弔問に伺った時に聞いたんですが、
ご家族の方も誰一人として、(死後以降に)友人が夢に現れる事が
無かったんだそうです。(一緒に弔問に行った友人も同様だったそうです。)
ご家族の方がお坊さんに、「娘さんが夢に出ますか?」と聞かれて
「家族で誰も夢に見ない」と答えたところ、「それは良かったですね」
と言われたそうです。
そのお坊さんによると、
『死者が夢に立つ』=『死者が現世に何らかの心残りがある』という状態だそうで、
亡くなった方が生者の夢に現れないというのは、死者は思い残す事なく、
非常に心安らいだ状態にある事の現れなんだそうです。
その話を聞いて、私もとても慰められたのを覚えてます。
友人を亡くすまでは、
「死者が安らいでいると思えば、遺族の心も慰められる」なんてのは正直いって
ただの欺瞞だと思っていたのですが、決してそうではないという事を
身をもって知った気がします。
◆目次に戻る◆
20:デッドマン ◆l.P9ybz.KE :2011/05/13(金) 23:44:16.35 ID:+07KGkqnO
初めての子は流産でした。
妊娠が判った時は喜び、いつみんなに教え
ようか、どんな子に育てようかなどと夢ばかり
語る日々でその事は起きました。
夫婦共に落ち込み、何がいけなかったか
悔やんでばかりいました。
その子を生んで上げられなかった事を
申し訳なく思ってました。
1年程過ぎ、妻が妊娠したことが判りました。
ただ前の様に喜べず、『もし、まただめだったら
どうしよう。』そんな事ばかり思い悩む妻に対し
大丈夫としか言えず、日々悶々と暮らしていました。
妊娠が判ってから3日目の夜、夢の中で一人の青年が
一人の子供と手をつないで立っていました。
訳が判らず、青年の顔をじっと見ていると不思議と
懐かしい気がしてきました。
私 『お前は、この前の生まれなかった..』
青年『はい。○○○と言います。』
(ここの名前忘れました。(^_^;
私 『名前があるのか?』
青年『はい。こちらにきたので名前をつけてもらいました。
ごめんなさい。』
私 『いや、それより』
(20歳位になってかなりいい男になったのを関心し、
私はその青年の横にいる、2歳位の子供が気になり出した)
私 『その子は..』
青年『今度、お父さんとあ母さんに生まれる子です。
名前はお父さんがつけて下さい。』
私 『女、いや、男の子か。』
青年『はい。そんなに心配しないで下さい。
今度は僕が守っていますから大丈夫です。』
ここで夢から覚めました。
実感があり、また、疲れてもいない夢は初めてでした。
妻は寝ていたのでこの事は翌朝教えました。
この前の流産だった子が元気(?)でいた事、そして
今度の子を守ってくれると言う事。
妻はこの話を信じ、不安もなくなった様です。
(妻に後日聞くと、嘘か本当か別にして守ってくれている
ものがあるという事で不安が無くなったと言ってました。)
現在息子は3歳になり元気です。
夢に出てきた時の姿がそっくりなので今だにあの青年が
息子を守っているのだと信じています。
これを守護霊と呼んで良いのか判りませんが
(私たち夫婦は『お兄ちゃん』と呼んでます。)
◆目次に戻る◆
39:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 04:51:56.56 ID:OmB7xqpQ0
エジプトに行ったときの話なんだけど、飼ってるらくだがいなくなったら
探しちゃいけないんだって。多分死に場所があるんだろうけど。
ある日本人が、探検に使うラクダが暴れ出したので、建物の中に
とじこめたんだって。ラクダは必死にどこかへ行こうと、
体をぶつけて出ようとしているので、エジプト人が"死ぬンだろう"
って逃がしてあげたら、日本人は跡を追ってしまって、
そのまま帰って来なかったって言ってた。
◆目次に戻る◆
40:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 07:02:33.64 ID:f7TgWmYS0
三年前に母が亡くなりました。
49日前だったと思うけれど、ある晩夢に出てきてくれました。
何故か家の外の階段で、私が一人で焼肉食べてまして、
これがものすごく美味しい!
喜んで食べていると後ろから「美味しい?」と声がします。
振り向くと母が階段に座ってニコニコ笑って見ています。
「うん!」と返事すると、また嬉しそうに笑ってました。
目が覚めてから、「そう言えば昔よく私が美味しそうに
物を食べるのを見るのが好きだって言ってたっけな。」
って思い出して泣いちゃった。
単なる夢の話でごめん。
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50:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 13:43:35.55 ID:f7TgWmYS0
しばらくぶりに帰省して、幼なじみの友人の家に泊まりに行った時の
出来事です。
久しぶりだったこともあって、明け方近くまで話し込んでいました。
そろそろ寝ようという事になって、私の布団は、友人の隣の部屋の、
当時仕事で家を空けていた、その子のお兄さんの部屋に敷いてもらいました。
じゃおやすみー、と布団に入ったものの、なかなか寝付けません。
ところでこのお家では、つい3日程前に10数年飼っていた犬が
死んでしまったばかりだったんです。
もういい時間だというのに、寝返りを繰り返していた私の布団の周りを、
何かが回っているような感覚に襲われました。あ、と思った途端、
足元から金縛りになって、胸の上に重みを感じました。
薄目を開けてみると、死んでしまった犬が横向いて私の胸の上に
乗ってるんです。
人間の霊だったら怖いけど、犬の、しかも私も小さい頃から知ってる
友人ちの犬でしたから、「ああ、なんだ●●か…」と思った位なんですが。
そう思った瞬間にすーっと金縛りも解け、姿も消えました。
翌日、昼食を頂いているときに友人のお母さんに話すと、
「●●はお兄ちゃんが大好きだったから。あなたが部屋にいたのを
お兄ちゃんと間違えて出て来ちゃったんじゃない?」とのことでした。
お母さんは笑っていましたが、友人は隣で顔を引きつらせていました(笑)
私はさほど怖くはなかったので良いのですが、もしも私に姿を見せたのが、
「最後の神通力」というようなものだったら申し訳ない、と思ってます。
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41:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 07:25:45.50 ID:lVufulY4O
同じアパートで家族ぐるみのつきあいだったA(夫)が「背中がいてー。手が上げられず頭が洗えねー。」と整形外科に行ったのは6年前の10月だった。
初診で「大きい病院を紹介します」といわれて、行ったのが高台にある某総合病院。
初診後、即入院。
翌々日に奥さんがよばれ、癌告知。それも末期。
12月。たった2ヶ月で、Aは骸になってアパートに帰ってきた。
長男3歳前、次男9ヶ月の冬だった。
通夜、葬式の準備等でみんな忙しく、俺は自宅で9ヶ月の次男のおもりをしていた。
突然泣き出す次男を、立ってだっこしてあやしていると、いきなりこいつが空中に向かってもがきだす。
まるで空中に「だっこしてくれー」といわんばかりに・・。
こんな不思議な出来事が何回かあった。
葬式も終わり、ようやく落ち着いたある日。
うちの家族と、未亡人と遺児で食事に行った。
その店の主は、未亡人の学生時代の友人で、どうやら「みえる人」らしい。
店主が、立って次男をだっこしたまま、「Aがそこにいるよ。すわってる」という。
みんなが、店主のいう方向をみる。
「うわ!きたきた!」と店主がいう。どうやら主の方にむかってきたらしい。
すると、店主にだっこされていた次男。俺と居たときと同じように、空中に向かってもがき出す。
そうか、あいつきてたんだ。だっこしたかったろうな。おれは涙が出た。
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42:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 11:30:16.09 ID:QV3fcBflO
誰が言ったか忘れたが、男が涙をみせていいのは、財布を落とした時と
母親が死んだ時だけだそうだ。
そんなわけで、人前ではほとんど泣いたことのない俺が
生涯で一番泣いたのはお袋が死んだ時だった。
お袋は元々ちょっとアタマが弱くて、よく家族を困らせていた。
思春期の俺は、普通とは違う母親がむかついて邪険に扱っていた。
非道いとは自分なりに認めてはいたが、生理的に許せなかった。
高校を出て家を離れた俺は、そんな母親の顔を見ないで大人になった。
その間実家に帰ったのは3年に1回程度だった。
俺も30を越え、いっぱしの家庭を持つようになったある日、
お袋が危篤だと聞き、急いで駆けつけた。
意識が朦朧として、長患いのため痩せ衰えた母親を見ても、
幼少期の悪い印象が強くあまり悲しみも感じなかった。
そんな母親が臨終の際言った。
「ダメなおかあさんでごめんね」
精神薄弱のお袋の口から出るにはあまりにも現実離れした言葉だった。
「うそだろ?いまさらそんなこといわないでくれよ!」
間もなくお袋は逝った。
その後葬式の手配やらなんやらで不眠不休で動き回り、
お袋が逝ってから丸一日過ぎた真夜中のこと。
家族全員でお袋の私物を整理していた折、一枚の写真が出てきた。
かなり色褪せた何十年も前の家族の写真。みな笑っている。
裏には下手な字(お袋は字が下手だった)で家族の名前と当時の年齢が書いてある。
それを見た途端、なぜだか泣けてきた。それも大きな嗚咽交じりに。
30過ぎの男がおえっおえっ泣いてる姿はとても見苦しい。自制しようとした。
でも止めど無く涙が出てきた。どうしようもなく涙が出てきた。
俺は救いようがない親不孝ものだ。格好なんて気にすべきじゃなかった。
やり直せるならやり直したい。でもお袋はもういない。
後悔先に立たず、とはまさにこれのことだったんだ。
その時妹の声がした。
「お母さん、笑ってる!」
皆布団に横たわる母親に注目した。
決して安らかな死に顔ではなかったはずなのに、表情が落ち着いている。
うっすら笑みを浮かべているようにさえ見える。
「みんな悲しいってよ、お袋…。一人じゃないんだよ…」
気がつくと、そこにいた家族全員が泣いていた。
…あれから私はことあるごとに両親は大切にしろと皆に言っています。
これを読んだ皆さんも、ご健在であるならばぜひご両親を大切にして下さい。
でないと私のように親不孝の咎で地獄行き決定になってしまいますよ。
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45:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 12:18:01.31 ID:/trIwPqwO
本日初めてこのスレに参りました。ペット話なのですが。
海外在住なのですが、日本を離れる時一番の心残りは13年一緒に暮らした「弟」
の犬でした。心臓が弱く、もしかしたらこっちにいる間にお別れになるかも。。
と思ってました。時期は案外早く来ました。日本を離れて2年後愛犬危篤の電話を
母から受け、1-2日後「駄目だったよ。。。」という母の言葉に号泣しました。せ
めてもの救いは、「弟」が一番好きだった母の腕の中で息たえたとのこと。私は
花を買い、写真の前にロウソクと一緒に供えました。最初の飼い主に捨てられる
様な形で我が家に来た愛犬。その境遇があんまり不憫で王子様状態で甘やかした
のですが、大人しい良い犬でした。ただその幼児(?)体験を覆すほど、我が家で
充分愛情を感じさせてあげられたかというのが私の長年の疑問でした。
徐々に悲しみの和らいできた3週間ほど後のある晩、私は危篤で息も絶え絶えの愛
犬を膝にのせて介抱している夢をみました。不思議なことに彼の考えていること
がスルスルと伝わってきます。彼は「この家に来て良かった。楽しかった。」と
思っているのです。私は涙ながらに「死んだらだめ」と何度もいいました。そし
て重体のはずの彼は、突然私の膝を降りトコトコと歩き出し、振り返ったら白い
服を着た人間の姿の天使になっていたのです。その時映画にあるみたいに部屋の
天井からパァと光が差しこんできて、彼は私に笑いかけた後その光の中を登って
いきました。それを見ていた私は「ああ、天国に行くのか。」と泣きながらもほっ
としました。
愛犬を亡くして身体の調子をおかしくするほど可愛がっていた母は、それをきい
て「3週間かけてイギリスまでお別れに行ったんだね」と。また泣きました。
その後私は一度も彼に会っていません。が、早起きしなければいけない日に寝過
ごした母は、亡き愛犬の声で目を覚まし、約束の時間に間に合ったとのこと。大
好きだった母の所にはいるんだなと思います。
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46:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 12:26:12.33 ID:f7TgWmYS0
祖父母でもペットでもないネタなんですけど、こんなのはどうでしょう?
中学生の時、家が火事で燃えてしまった。この家は木造のボロ家
で雨漏りもするような処だったけど、私も家族もこの家を気に入っ
ていて、愛着を持って暮らしていた。もし家に人格があるとしたら、
彼女(家)も私たちを好きでいたと思う。当時、私はごく自然にそ
う考えていた程だ。
火事の原因は隣の家の漏電だった。密接した住宅街。冬場の木造
建築はあっという間に燃えさかり、数時間後には私たちは焼け出さ
れた。そして次の日から新しい家を探す日が始まった。
ある日、夢を見た。燃えてしまった家に私が一人残っている夢だ。
夢の中では家は昔と変わらぬ姿でいた。私は台所に立っていて、
「火事だったのは夢で本当は燃えてなんかいなかったんだ。」と安
堵していた。が、よく見ると間取りが微妙に違う。台所の壁が無く
なり、そのまま見知らぬ別の家へと続いているのだ。慌てて天井を
見上げ、継ぎ目を見ようとしたが、天井には継ぎ目は入っておらず、
ごく自然に二つの家は繋がっていた。
「この家は、前の家と同じなんだ!」
夢の中で私はそう叫んでいた。
目を覚ましご飯を食べていると、母が「新しい家の候補が見つか
った。」と私たち子供に告げた。今仮に住んでいる場所から近いの
で、それぞれ見に行って意見を聞かせて欲しいとのこと。正直、両
親はそこにしようか決めかねているようだった。
その日は週末で学校が休みだったので、私は早速候補の家を見に
行った。行ってすぐ分かった。見覚えがある。この家は、今朝夢で
見たあの家だ。試しに台所の天井を見上げると、前の家と同じ壁紙
が貼ってあった。何もかも夢の通りだった。
仮の家に帰ると、父だけが居た。父は心霊話を信じない人だった
のでこんな話をしても馬鹿にされるだけだろうと思ったのだが、と
りあえず報告はすることにした。
「今朝、新しい家の夢を見たよ。前の家と繋がっていた。前の家が
あそこにしろって紹介してくれたんだよ。」
普段なら、絶対に吹き出して相手にしてくれない子供の戯言のよ
うな話なのにも関わらず、父は一言「そうか。」と言った。
「お前がそういうならそこに決めよう。」
他の兄弟もまだ家を見ておらず、母も居ないこの場で、父はあっ
さりそう決めてしまった。
あれから十数年。結局子供達は結婚して家を出、両親も引っ越し
てしまいましたが、未だに私はあの家は昔の家に紹介された物件だ
ったと信じています。あんな家に住めて幸せだったなぁ。
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47:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 12:31:26.45 ID:Sa9H3YEp0
訳あって、祖父母が住んでいた家を売らなきゃいけなくなった。
祖父が3年前亡くなって、祖母の治療費がかさんで……。
どうしようもなくなった。嫌だけど仕方ない。
取り壊しの前の日、不動産屋にお願いして、
もう一度だけカギを借りて、
その家に最後のお別れに行った。
家財道具も何も残っていない、がらんとした部屋を見て、
祖父の愛した書斎からの風景を目に焼き付けて、
玄関を出ようとしたら、ぱさ、と背中に何かが当たった。
1枚の茶色く変色した写真だった。
この家を建てたときに、
祖父母と親戚一堂みんなで撮った写真らしい。
ヘンだ。家中みんな、何もかも片付けて、
もうどこにも何も残ってなかったはずなのに……。
いったいどこから出てきたんだろう。
それも、今、この時に見つかるなんて。
赤ん坊の頃の僕が写っている、古い写真。
みんな笑ってる。
この家のことを忘れるなよ、と、
祖父に言われているようだった。
涙が止まらなかった。
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48:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 12:50:44.70 ID:Sa9H3YEp0
自分の体験ではないのだがアメリカであった実話。(番組Unsolved Mysteryより)
ある冬の夜母親がこども(3歳ぐらい)を乗せて凍結した道を走っててすべってしまい
道の側溝のようなところに落ちてしまった。
車の通りも少なく道から死角になっていたため発見されたのは数日後。
夜は氷点下になるため当然二人とも死んでておかしくなかったのだが
幸運なことにこどもは後部座席でうずくまって生きていた。しかもすごい軽装だった。
母親はほぼ即死状態。
こどもが語ったところによると死んでるはずの母親が自分をずっとだっこして暖めて
くれていたそうだ。
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54:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 14:31:27.51 ID:Sa9H3YEp0
カキコさせて頂きます。
一昨年、高校三年の夏。長いこと寝たきりだった父方の祖父が
息を引き取りました。納骨を済ませて墓石に水をかけていた時、
一匹の蝶がどこからともなく舞ってきました。蝶は父が柄杓を
持っている間中、父の脚に止まっていました。次に自分が墓石の
前に出ると、父から自分の足に移ってきました。姉に言わせると
「とてもいい感じだった」そうです。
夏休みが開けて、なんとなく図書室で梅図かずおの漫画
をめくっていると、蝶が忘れかけていた昔の恋人の墓まで
案内してくれた。と言う話が載っていました。その話の締めで、
梅図氏は、蝶が魂の使者として現れる話は珍しくない。と
書いていました。
90さんの前に現れた蝶も、きっとお祖母様からのメッセンジャー
だったんでしょうね。
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55:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 14:52:02.48 ID:NGBwWT100
父方のおじいちゃんの話。
2年くらい病院で寝たきりでした。数多い孫の中でも一人で見舞いに行ってたのは、
初内孫の私だけでした。
「不器用で愛情表現のへたな人だった」っておばさん(娘)連中は言うけど、
私はホントに可愛がってくれました。(他の孫がねたむくらい…)
おじいちゃんが亡くなって、自宅で葬儀の準備をしていた時、おじが
「受付のテントを張るのが邪魔だ」と言って、おじいちゃんが植えた梅の木を
勝手に切ってしまいました。「どうせ枯れ木だ」とか言って。
(梅の木って植えた人と寿命が一緒だそうですね。
その頃はもう、ホント枯れかかっていました)
買い物に行っていて私は留守でした。私がその木を大事にしてるのはみんな知ってました。
おじいちゃんの植えた木だったから…
泣きました。大泣きして、おじが許せなくて、でも文句も言えなくて、
ひたすら泣きました。
その夜、おじいちゃんが私の部屋に来ました。
私の部屋は玄関を入ってすぐの所ですが、部屋の入り口に立って、
もと梅ノ木があった方を向いて立っていました。
生前と同じ、大島紬のいい着物を着て(おしゃれさんだったんです、おじいちゃんて)
なんだか寂しそうに、無言で立っていました。
葬儀の前日で、親戚が沢山うちに泊まっていた関係で、部屋には妹や母も寝ていましたが
気付いたのは私だけでした。
悲しかったけど、おじいちゃんが来てくれて嬉しかったなぁ…。
「あ、おじいちゃんも切って欲しくなかったんだ」
って分かっただけでも、なんだか嬉しかった。
その後、その切った張本人は、おじいちゃんの娘の婿の癖に「遺産分割しろ!」で大騒ぎ。
直後、会社をリストラされたそうです。
…おじいちゃん、手ぬるいよ(笑)
初めてで長文、すいません。
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56:本当にあった怖い名無し:2011/05/14(土) 15:44:34.49 ID:I5qvNhk20
去年の夏、母方のおばあちゃんが亡くなった。
深夜、ネット中に突然良い香りがした。何とも言えない良い香り。
「まさか誰かが亡くなったのでは?」と思ったけれど、病院通いを
しつつもおばあちゃんは元気。早朝、訃報の知らせが届いた。
急性心不全だったらしい。一昨年から旦那の仕事の都合で引越しして
暫く会っていなかったのに最後のお別れに来てくれたんだね。ありがとう。
孫の顔を見せられなくてゴメン。
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